【1次試験経営法務対策】リニア新幹線の談合事件に絡めて独占禁止法が診断士の経営法務で出題されると予想

診断士

本日の日経春秋はこちら

国語力をアップする!日経春秋のやり方はこちらの記事でまとめています

 

本日の日経春秋はリニア談合問題についてでした。

独占禁止法は中小企業診断士一次試験「経営法務」の出題範囲ですから、

これは要チェックの内容ですね。

 

そもそもリニア談合ってどんな事件なの

リニア中央新幹線はご存知の方も多いかなと思います。

東京~名古屋~新大阪間を結ぶ新幹線を開業するというプロジェクトで、

計画では2045年には東京~新大阪間を67分で移動できるようになります。

のぞみだと新大阪まで2時間40分くらいかかりますから、マジで速いですね。

 

 

JR東海が大林組に発注

リニア新幹線は、JR東海が2027年の開業を予定する超電導リニア方式を採用する新幹線です。

上記のルート図を見て頂くとわかりますが、海沿いを走る東海道新幹線の線路は使わずに、南アルプスを通ります。

南アルプス、かなり山がありそうです。

ここにトンネルを掘って専用線をひいていくための工事が必要なわけですね。

 

大掛かりな工事であろうと予想されますので、国内の建設業でこれを実現できるのはスーパーゼネコンしかいないでしょう。

スーパーゼネコンとは、大林組、大成建設などの超大手のゼネコンですね。

工事の請負先企業を決定するにあたってJR東海は、

工事エリアも広大な為、工事範囲を幾つかのパートに分けて入札を募りました。

 

官公庁や大学関係のお仕事の方、大規模な工事請負をされる建設業の方にはわかると思いますが、

国の仕事やインフラに関わるような大きな業務は公平性を保つ必要があるんですね。

普段から使っている仲の良い担当者がいる会社によろしくね~とはいかないわけです。

 

何故かというと例えば、数社のスーパーゼネコンが談合して、いくら以上でしか見積出さないようにしようぜ~とか、

それぞれの会社でエリアを仲良く分けて高い金額で受注しようぜ~とか話していたらどうでしょうか。

それこそ公平性が失われてしまいますよね。

(こんな話、サラリーマン金太郎であったような気がしますね。)

 

大林組の受注は偽計業務妨害?

で、今回リニア問題の引き鉄となった大林組ですが、公募競争見積方式で『名城非常口新設工事』を受注しました。

が、その受注前にJR東海側の社員が大林組に対して、見積もり情報を漏らしたと言われています。

リークしたわけですね。担当者は袖の下をもらっているのか、弱みを握られているのか、

本当にドラマのような話が現実に起きているわけですね。

 

見積情報がわかってしまえば、いくらで入札すれば獲得できるかわかってしまうわけですから当然の不正ですね。

結果、情報をもとに入札した大林組は、見事受注します。

 

この大林組の入札から受注までの流れが“偽計業務妨害”にあたるとして、東京地検特捜部の捜索を受けた形です。

偽計業務妨害とは、「虚偽の風説を流布し,または偽計(人をあざむく計略)を用いて人の業務を妨害する罪 (刑法 233) 」のこと。」

つまり今回の事件にあてはめると、

「大林組が公正さを欠く手段でリニア工事を受注。JR東海側からみると入札業務の妨害に当たる。」

ということですね。

当然、大林組に情報漏えいしたJR東海の社員も共犯扱いなどになると思われます。

 

そして、この捜索を受けた大林組が、

「そもそも実はスーパーゼネコン4社(大林、鹿島、清水、大成)で談合してました。」

と白状したことで、問題が大きくなってきています。

 

勝税金減免制度(リーニエンシー)で許してもらう

ここから診断士の経営法務にも絡んできますので要チェックです。

何故、大林組は談合していましたと白状したのでしょうか。

独占禁止法には課徴金減免制度(リーニエンシー)というのがあるんですね。

この制度が各ゼネコンが白状するきっかけとなる重要な制度です。

 

課徴金減免制度とは

この制度、簡単に言うと談合した側が利用できる自首制度です。

「すみません。談合しました、白状するんで罪は軽くして下さい。」的な。

本来は談合した罪により、課徴金、刑事告発をうける可能性があるわけですが、

調査が入る前に自首をするとそれを免れることができるという制度です。

 

大林組は独占禁止法違反にも問われており、課徴金減免制度を利用すべく自首したわけですね。

この制度は、最も早く自首した企業が課徴金の減額率100%。

2位が50%で3位~5位が30%の減額となります。

(5番手までの先着順で受け付けてくれます。)

 

大林組の課徴金は何十億とも言われていますから、先にゲロって許してもらおうというわけですね。

普通に想像すると談合したみんなで黙っていれば、ばれないのが共有利益ではと思いますが、

結局は疑心暗鬼に陥り自白する者が出るってことなんでしょうね。

もし一緒に談合をした他社に先を越されたら(先に自首されたら)

減免を受けられなくなる(減免額が減ってしまう)わけですから、

先に白状してしまおうという、これ自体が制度の狙いなわけですね。

 

リニアへの期待ゆえに残念すぎる事件

リニア中央新幹線へは僕も多大なる期待をしていました。

・品川ー名古屋間:2027年開通予定

・品川ー新大阪間:2045年開通予定

当初より上記の計画で進んでいますが、8年ほど前倒しするとの計画もあります。

 

品川ー名古屋間を40分で到達

リニア新幹線は世界記録の時速603キロを既に達成しています。

東海道新幹線のぞみが時速270キロですから、2.2倍程度で走れることになります。

 

現在の品川ー名古屋間の所要時間は、1時間34分ですが、

リニア新幹線では、約40分の所要時間で到達できることが見込まれています。

ちなみに、品川ー新大阪間で最短67分です。

 

開通すればちょっくら名古屋に味噌カツ食べに行ったり。

本場のたこ焼きやUSJに遊びに行くのも余裕で日帰りで行けますね。

もちろん食べ物だけでなく、仕事もより速度をあげて進められそうです。

 

そんな期待大のリニア中央新幹線だけに、今回のような談合事件は非常に残念です。

JR東海から工期に遅れの影響は無いとの声明もでているようですが、

生きているうちに是非乗りたいところですので、前倒しに大いに期待しています。

 

今年の経営法務への対策は”民法”と”知財”

以前の記事でも記載しましたが僕は予備校の1.5年コースに通っています。

某予備校1.5年コースに通う私の中小企業診断士攻略方法

そして、去年の試験で経営法務を落としています。

あと1マークでした。泣ける。。。

 

今年は必ず1次試験突破したい!

そういう意味でも経営法務を得点源にする必要があります。

 

そこで今取り組んでいるのがコレ。

民法と知的財産管理技能検定です。

去年は会社法からはあまり出題されなかったんですよね。

今年も知財から多く出題されると予想しています!

 

 

 

 

それでは皆さんも頑張って勉強して合格しましょう!!