4月末で10年ほど続いた社会人生活が一旦終わりました。
ありがたいもので、会社を辞めますって挨拶をすると応援されたりするのですが、挨拶のやり取りを通して色々考えさせられました。
同僚「仕事やめて何するの? これからどうやって生きていくの?」
みなさんがもし今の仕事を辞めるときに、同僚や仕事のパートナーにこう聞かれたらどのように応えますか?
僕の場合、最初は適当にウソをついていたのですが、途中から本音を口にするようにしました。
結果、口に出した方が良いと思ったよという理由をまとめたいと思います。
お勧めしたい人と書いたのですが、上記はだいたい僕のことです。笑
やりたいことがあるのにどうも集中できないとか、人と話すときに相手にどうも本音を言いにくい人の参考になると嬉しいです。
目次
自然とウソをついてしまうのはなぜか
皆さんは人と話す何気ない会話で自然とウソをついてしまうことがありませんか?
ウソと言っても、テンプル大学卒でハーバードの大学院を出て経営コンサルタントをやっているハーフのショーン○です。
みたいなホラッチョ的なことでは無くて、つい見栄を張ってしまうというようなことです。
僕はつい知らないことを聞いたことはあると応えたり、内心では思っていることがあってもまだ決めてないと応えたりしてしまうことがあります。
もちろん相手によって応え方を選ぶというシーンもあるのですが、そのようにウソをついてしまう心の根底には、
1.見栄を張って自分をよく見せたい
2.まだ実現できてないから口に出さないほうが良いかも(自信が無い)
という気持ちがあるのではないかと気づきました。
ウソをついたら可能性で損しているかもしれない
ウソをつくと本音を言った場合の機会を損失してしまっているのではないでしょうか。
先程の退職挨拶を例にあげてみます。まずウソをついた場合です。
お客さん「仕事やめて何するの? これからどうやって生きていくの?」
僕「いやー特に決めては無いんですよ。ちょっと休もうと思います。」(ウソ)
お客さん「そっかー。まあ次何するか決まったら教えてよね。」
僕「はい。わかりました。それではまた。」
ウソをついたところ特に何も話はつながらず、普通に挨拶しただけで終わりました。
本音を伝えたら何かが起きるかもしれない
次に本音を伝えてみた場合です。
お客さん「仕事やめて何するの? これからどうやって生きていくの?」
僕「独立しようと思っています。少し準備してから始動します。」(本音)
お客さん「おーそっかー。頑張ってよ。困ったらいつでも連絡してね。」
僕「はい。わかりました。じゃあ個人の連絡先を教えてくれますか。」
なんと! もしものときのライフラインができてしまいました。
もちろん、これは極端な例だとは思います。
正直なところ本音を言うのは心理的ハードルもあります。言ったら笑われるかもとか、バカにされるかもと思いますし、恥をかきそうだから言いたくないという気持ちもあります。
それでも僕は見栄を張ったり本音を隠して人と話すよりも、正直に話した方が自分もラクだし、
何か新しい可能性が生まれるかもしれないよという意味でお勧めしたいと思います。
本音で生きよう
見栄を張ったりウソをつくのを意識してやめて、考えていることを全て表現するようにしました。
早速、これまで僕が隠していたことを少しだけオープンにしたいと思います。
- 小学校のころにうんこをもらしたことがあります。
- テストのときに軽くカンニングをして良い点をとったことがあります。
- 彼女にS○Xを強要してふられたことがあります。
- 麻雀で牌を倒してからあがってないことに気づいてすぐに崩してごまかしたことがあります。
- 大人になってから日本酒を飲みすぎてうんこをもらしたことがあります。
- 仕事を辞めたのは自分でやる時間を選べないのが嫌だからです。
- これからは自分の責任でやる時間を判断できる仕事を気が合う仲間と楽しくしたいです。
だいたい漏らしてしまったような感じでしたが、本音を言うとすごくラクに生きていくことができます。
「本音ばかり言ってたら周りの知人や友人がいなくなってしまうのでは?」
と、心配な人もいるかもしれませんが、元から合わない人は離れていくだけなので大丈夫です。
僕も上記の通りなかなかヤバイやつですが、それでもヤバイ友達が数人いるので大丈夫です。
目標を口にすると現実味を帯びてくる
世の中的には、目標を口にするべきか、口に出さずに隠しておくべきかは賛否両論あるようです。
口に出した方が良いとされる理由は主に以下があります。
- 目標が明確になりやる気が増す
- 目標への現在位置からの距離が測れる
- 自分の周りの人に目標が共有され協力してもらえる
例えば「資格取って独立しようと思うんだよね」と言えば、自分の中でもさぼれない理由になりますし、現在位置からの距離を測ることができます。
この現在位置からの距離を測るって実はすごく大事なことです。人は目標があまりに現状からかけ離れていたり、目標までのステップが見えないような状況では頑張ることがきないらしいです。例えば、「1年以内に100万貯金して旅行したい」であれば、月に10万くらい貯めようとなりますが、「なんとなく貯金しておこう、不安だし」では、いまいち貯金のやる気もでませんよね。
さらに、目標を周りの人に伝えることで応援してもらえたり、場合によっては、誰かがアドバイスをくれることがあります。頑張っているだろうから飲みに誘うのは控えようとか、終わったらねぎらってあげようとか、ものすごく励みになる意見がもらえます。
僕が挨拶したときに言ってもらえた言葉も同様かと思います。
上記のように目標達成に近づく要素が強まり、現実味を帯びてくることが、目標を伝えることの良さです。
ドリームキラーを認識しておくことが大事
一方、目標を口に出さない方が良いという理由はシンプルで、「目標を邪魔する人が出てくるから」です。
心理学の用語ではこの人のことを「ドリームキラー」と言います、その名の通り夢の達成を邪魔する人です。
例えばずっとサラリーマンを続けてきた人が「独立して食っていく!」と宣言したら、
周囲には「厳しいんじゃないか」とか「無理だからやめておけ」と否定的なことを言う人もいると思います。
人は他の人に無理だと繰り返し言われると、だんだんと本当にそうなのではないかと思い出してしまいます。
このマインドこそが達成への障害になってしまうということです。
また否定的な意見だけではなく、あまり有効でないアドバイスが来る場合もあります。
これは「独立する前に3年経験を積んだほうが良い」とか「事務所を構えろ」とか様々ありますが、同様の目標を達成した経験者のアドバイスならともかく、そのアドバイスが良いかどうかの答えは誰にもわかりません。
ドリームキラーは必ず一定数は存在します。必ずしも悪い存在なわけではなく、親兄弟があなたのことを心配するあまり否定的になったり、知人が良かれと思ってアドバイスをしてくれているケースがあります。
大事なのはそのような人の意見を全て無視しろということではなく、一定数そのような人がいることを前提として、
自分で情報を判断をしていくべきであるということです。
目標を公言したあとは、肯定的な意見も否定的な意見も受け入れて自分なりに判断をしていくことが大事です。
■まとめ
見えを張ったりウソをつくより本音が得する
目標を口にすると現実味を帯びてくる
ドリームキラーの意見は受け止めて自分なりに判断しよう
以上、迷っているくらいなら本音で楽しく生きていきましょうの回でした。