お盆ですね。みなさん、いかがお過ごしでしょうか。
皆さん日々の疲れを癒やしつつ、実家に帰ったり、家族サービスで遊びに行ったりされていることと思います。
僕はここ1週間ほどの間、何をしていたかと言いますと、
1次試験が終わった開放感で飲みまくったり!!
徹夜で麻雀をしたり!!
診断士の勉強会に参加して情報収集したり!!
などなどをしていました。
(だいたい遊んでいましたが少しだけ試験のことを調べました。)
飲みまくったどうでも良い話はまた暇なときにまとめるとして、
今回は診断士の2次試験対策を調べた結果、僕がやると決めた勉強方法について書きたいと思います。
目次は以下のとおりです。
目次
試験にあたっての前提条件など
中小企業診断士の2次試験の内容
・筆記試験(80分×4科目)
1次試験を受かった人だけが受けられる。
4科目の合計点が6割以上で、4割未満の科目が無いこと。例年20%程度の合格率となっています。
・口述試験(面談)
筆記試験を受かった人だけが受けられる。
例年の合格率は99.9%〜100%、ほぼ落ちる人はいない試験のようです。
そのため、2次対策とは実質、筆記試験の対策となります!!
詳細は以下の記事にも書きました。
合格率20%と聞くとけっこういけそう!?
筆記試験は、受験者の20%が合格できるということだけ聞くと、けっこう受かりそうだなという印象を持つかも知れませんが、
中小企業診断士は複数年度の受験生が多い試験です。
1次試験を突破すると同年の2次試験受験資格と、翌年の2次試験受験資格を得られます。
僕の場合を例にすると、もしも今年2次試験を落ちてしまっても来年は1次試験を免除して2次試験を受けることができるということですね。
そのため、2次試験の受験者の中には昨年より以前から2次試験の為だけに勉強をしてきた猛者がいるということです。
平成29年度の場合を例に見てみると。
<1次試験>
・申込者数:20,118人
・受験者数:14,343人
・合格者数:3,106人
・合格率:21.7%
<2次試験>
・申込者数:4,453人
・受験者数:4,279人
・合格者数:828人
・合格率:19.4%
「1次の合格者:3,106人→2次の受験者:4,279人」
ざっくりですがどれだけ少なく見ても、1,100人は複数年受験者と思われますね。
実際には1次試験を受け直した複数年度受験者の方も入るのでもっとかもしれません。
この、複数年受験者に競り勝って上位2割に入る勉強方法を実施する必要があります。
なお、年度別の詳細なデータは中小企業診断協会のサイトに掲載されています。
2次試験の為に必要な知識
他の受験生に勝つ為に、2次試験を合格する為にはどのような知識をつけておくことが必要なのかをまとめていきます。
先に僕の状況や検討にあたって参考にした勉強会等について書きます。
皆さんの状況によって試験の為に割ける時間、お金などはそれぞれ異なると思いますので、
部分的にでもアレンジして参考にしていただけると幸いです。
僕の状況
TACの1.5年コースに通っています。
別記事にも書いていますが、初年度は暗記科目3〜4科目で受験、次の年度に残りを受験というコースです。
本当に1.5年コースで良かったのかというこのコースの良し悪しはまた別記事にまとめたいと思います。
こちらのコースに2次試験の対策も含まれています。
勉強方針と参加した勉強会など
基本的に講座の費用や書籍のお金はあまり惜しまずに、かけられるだけかける方針です。
僕の場合は資格を取得して独立することを目指していますので多くの時間をかけられますし、
お金をケチった結果、来年また受験することになったと思うことだけは嫌だからです。
勉強方針の検討にあたって、業界では有名な幾つかの勉強会などに参加して交流してきました。
僕の意見はこちらで色々な方から得た情報を参考にしていたりもします。
・TAC講師に相談した結果
・一発合格道場の勉強会(一発合格道場へのリンク)
・タキプロの勉強会(タキプロへのリンク)
2次試験で求められるもの
2次試験では筆記試験の為、当然解答を書く力が求められます。
中小企業診断協会のサイトには、2次試験は、「応用能力を有するかどうか」を判定する試験〜(略)と記載されています。
各資格予備校などでは、問題を読む力に加えて、解答を考える力・書く力が必要だと言われています。
その為、対策も種類が分かれます。
例えばそもそもの知識が不足していれば1次試験の勉強として復習が必要です。
一方で知識があるのに書く力が不足している場合は、高得点者の解答分析を行って文章を参考にするなどが対策になってきそうです。
ある勉強会では、解答を写経して骨太な文章を書けるように鍛える方法も良いとオススメしていました。
(写経って解答をお経みたいにずっと写すってことですよね…まあ、行き詰まったらこれもやってみます。)
2次試験合格の為に必要な勉強時間
これ! みなさんも気になりますよね。
みんなだいたいどれくらい時間かけて対策してるのか気になります。
先述の方法やTACで配られた合格体験記を参考にしてみたところ・・・
平均で250時間!!
これが初受験組の方の時間のようです。
もちろん、もっとやっている方もいますし、より少ない方もいますが、100時間を下回って合格したという体験談は見たことがありません。
また時間ではなく、解いた事例数で見てみると、
平均で80事例!!
まあ見直しもいれたら最低1事例を解くのにに3時間程度はかかると思いますからこれも妥当ですかね。
10年分に相当する事例数はこなしているということのようです。
TACの本はこちらです。欲しい人はTACの無料講座説明会に行けばたぶんもらえます。

TACの講座
ここからは僕が受けている講座、利用している書籍の特徴 をまとめていきたいと思います。
まずはTACの講座です。TACは言わずと知れた最大手の受験予備校ですね。
良いところ・なんともいえないところ
TACは1次試験の対策に定評があります。長年の経験を活かした対策など、7科目6割取るには十分な内容と思います。
僕は通学講座ですが、通学講座生でも通信講座を何回でも見ることができます。
根性の無い僕は雨が降ったら家でやりたくなって能率をダウンさせるタイプなのですが、Web動画であれば解説も聞かなきゃと思うので効果てきめんです。
特に財務会計が不安なところが多いので、1次試験の講義を復習として振り返るときなどに最適です。
肝心の2次対策ですが、「講師それぞれの方法に依存する」ことになります。
TACにはTACメソッドという解答方法があり、もちろんその具体的な方法も教えてもらえるのですが、
細かい部分の解法は講師それぞれで多少のアレンジが加えられています。
良く言えばオリジナリティがあり、悪く言えば型がそこまでがっちり予備校全体で一貫していないということですね。
これはTACの講座を受けて合格した方、20人以上から聞いた話です。
もちろん、予備校として一つの統一した解法があってそれがTACメソッドなのかとは思いますが、
東京都内における講師陣がそれぞれ特色を出していることは事実のようです。
その他、最大手の予備校ということで、自習室の数が多い、受験生が多くやる気を刺激されるなどなどのメリットがあります。
ということで、言葉を選ばずに書けばTACのみで受験する場合、
担当講師と心中する
ことになりそうだなと、僕は感じました。
これらを踏まえて補助的な勉強方法等を考えていきます。
MMCの直前講座
MMCは2次試験に特化した講座です。
昨年までの合格者に2次試験対策について質問をすると、は皆さん口をそろえてこう言います。
「2次試験の対策ならMMCが一番良いと思う。」
「解法の型が決まっているのが参考になる。」
「すぐに添削してくれる方スピード感があって良い。」
前述の通り、TACは多少講師によって解法にアレンジがかかっていますが、
MMCの場合は決まった型があるというのがポイントのようです。
直前対策講座の通信版がありましたので早速申し込んでみました。
54,000円もかかってしまいますが、まあ腹をくくって挑みたいと思います。
事例を解いてウェブ上から採点を申し込む形式のようです。
2次試験の対策としてはとにかく事例数をこなして問題に慣れていく、自分なりの解法の型を作っていくことが重要になりますので、
TACだけに限らずMMCの問題も解いていくことが有効になりそうです、
テキストを進めてきづいた点などはまたまとめていきたいと思います。
模試の活用
TAC、MMCともに公開模試があります。
模試については、講座受講生で無い方も申し込むことができますので、独学の方も模試については利用を検討されると良いと思います。
2018年の実施予定について、
TACの模試は9月1、2日のいずれか、MMCは9月15、16日のようです。
その他にもその他の予備校である、AAS、EBA、大原などでもおそらく2次試験の模試があるのではないかと思います。
ご興味のある方は調べて見ていただければと思います。
財務会計の強化
TACをメインにMMCの通信を補助的に利用して型を作っていく
これを当面は僕の勉強方法の軸にしたいと思います。
さらに追加で実施するのが財務会計の強化です。
2次試験の事例Ⅳ、第一問目はではほぼ毎回経営分析の問題が出題されます。
財務諸表が与えられた上での、収益性、効率性、安全性の分析ですね。
配点も「20点~25点」と高く、確実に得点を稼ぎたい問題です。
これを強化する為に、TACの1次試験のテキスト復習、問題集の周回をやります。
合格者の方にお話を伺っても、財務はとにかく毎日解くのが大事、習慣化して力をつけるのが良いというのはよく聞きます、
もともと財務会計がそこまで得意なわけではないので、コツコツ解いてベースの力をアップしたいと思います。
(大学では一応、商学部なんですけどね…大学でハジけ過ぎたせいでしょうか。)
その他参加した勉強会での感想など
・一発合格道場
メンバーの世代幅、属性も広く、質問や交流も非常にしやすい雰囲気です。
正直この情報量をほぼ無料で提供していていいのだろうかと疑問に思うほどですw
ブログにも様々な記事が掲載されているので、特に独学の方は参考になると思います。
・タキプロ勉強会
参加者で自分の解答を持ち込んでお互いの参考を確認する形式で進むようです。
同じ受験生である方の解答を見ることができるのはありがたいケースになりますね。
タキプロ勉強会にはこれから参加してきますので別途まとめます。
・他の勉強会
ふぞろい勉強会(ふぞろいな合格答案を作成している方々)もあるようですが、日程が合わなかったので今回は断念しました。
ただ他の勉強会で話を聞くと、複数の勉強会に所属しているという方も多いようですね。
利用する書籍のまとめ
オススメされた書籍を含めて、2次試験ように利用する書籍をまとめて紹介したいと思います。
知識の復習・定着系
2冊セットで全知全能と呼ばれる書籍です。
「1次試験のどの範囲の知識を2次試験で活用するの?」
「具体的にどのような方法で定着させれば良いの?」
このような悩みがある方には最適だと思います。
僕は1次試験のときに同友館の「過去問マスター」にもお世話になったのでその流れで使っています。
2次試験の過去問
とにかく過去問、まずは過去問を解いてそれを回転させるのが重要ですね。
ウェブ上にも公開されていますが、印刷したりという手間を考えたら買ってしまった方が早いです。
参考解答もついています。
参考解答など
過去問を解いていると、
「本当にこの解答であっているのか」
「参考解答のようなきれいな文章は自分には書けそうにない」
といった不安に駆られてきます。明確な正解の無い2次試験ならではの悩みですね。
そんなときにはこれらが役立ちます。
特に「ふぞろいな合格答案シリーズ」は高得点の受験生が解答に含めていたワードをランキング形式でまとめたり、
受験生の属性ごとに解答が参照できたり等、
「自分でも書けそうなレベルの答案を目指す」のに最適な書籍だと思います。
2次試験は相対敵な試験ではありますが、僕も皆さんもやるべきことをやって挑めることを願っています!
また情報に更新があり次第、まとめていきたいと思います。
それでは試験勉強を頑張りましょう!!